あれからの莉奈は悶々とした日々を送っていた。和式の便器に跨り熱い放射物がジャっと紙コップの底を叩いた。アンモニア臭が漂い、なんだか厭らしい気分になるのだ。

「おじちゃんのテクニックすごかったな… あんなに焦らされて、焦らされて最後にどかーんってくるんだもん」

 校内にはレントゲン車が2台並べられ、集団検診やらガイダンスが始まっていた。講義室は診療室と化し流れ作業のように長机で仕切られた通路を次々と移動してゆく。検尿を終えた莉奈はスポイト状の採取具で専用の容器へ尿を採って紙コップをトイレを出たところの壁に貼り付けられている大きめのポリ袋にポイっと捨てたところだ。

「だから、そこは回収したらあかんって言うとるやろ」

 ゴミ袋を交換しようとしていたクリーンスタッフを注意する田口幹夫とぱったり出くわした。

「それは検診の看護師さんが交換してくれるからうち等はせんでええねん」

「せやけど汚物入れに捨ててあるやつはどうすんの?取らんでもええん?」

 普段温厚な幹夫もパートの減らず口には流石にうんざりとする。細菌などの感染リスクを考慮し、採血やら検尿で発生したゴミは診療機関が持ち帰る産業廃棄物扱いになるのだ。

 莉奈は幹夫の前を通り過ぎる刹那、上目遣いで検尿容器をチラ見させささやいた。

「飲みますか?」

 くすっと笑ながら立ち去った愛らしい莉奈の後姿をにんまりと見送る幹夫のぽんにょりした腹にパンチが入る。

「あんた、生徒さんに手だしてたらあかんがな」

 パートとの睨み合いを制したのは総務課の矢部であった。

「ご苦労様です。検診ゴミはこちらで対応しますので結構ですよ」

「あー、毎年やってますからわかってます」

 そう宣うパートの後頭部を心の中でパーンと叩いて幹夫は踵をかえした。 莉奈から呼び出しのメッセージが舞い込んだのはその日の午後だった。この前の続きをいかがですかと言う内容だった。幹夫はその出来事を予測していたように詰め所のロッカーから電気マッサージ器を取り出しショルダーバックに詰め込んだ。女子にとってもアブノーマルな体験は忘れられない衝動と化すのものだ。中には自前の電マをドンキホーテで購入した女の子の話も聞いたりす。

 白衣をまとった莉奈は幹夫が訪れるや否やそれを頭からずっぽりと脱ぎ捨てた。セーラー服を思わせる白地に紺色の縁取りが施されたコスチュームだ。エステ台に寝転ぶよう促し両手を万歳するような格好で手錠をかけ両脚を赤いロープで括り付ける。 ツーとか細い腕先から脇の下へ這わせると、それだけで莉奈の背中は弓なりになり、口元から嬉しそうに笑みが漏れだした。女の子は感じると泣き顔になる子が大半だが、この娘の場合はどうやら笑顔になるらしい。

 脇腹を摘み上げ天に向かって突き出した胸の膨らみを包み込む。小さなビキニの中へ手を差し入れて揉みしだくとその下半身が物欲しげに艶めかしくうねりだすのだ。両太腿を這い上がりその中心に指先を二本突き立てる。ひとつは蜜が溢れだす膣内へ、もう片方は不浄なる後ろの穴だ。

 興奮を隠しきれない甘い吐息のBGMをかき消すように、電気マッサージ器の唸りがその二穴の上部のスリットの付け根を振動させてゆく。明らかに前回よりも官能が高まっている。ぐりぐりと押し当てては芯を外し、時には膣口へと責めるポイントを絶妙に変化させてゆく。官能のバネを最大限に引き延ばし一気に振動のギアを上げ女の子の最も敏感な肉芽へと集中砲火を食らわせるのだ。ずっぷりショーツの生地ごと膣内に埋めた指先を引っ掻くように折り曲げるとその華奢な身体が弓なりになりブリッジのように下半身が浮かび上がる。無防備に突き出された女の子の痴帯の全てが捧げられるいるかのようの支配感で満たされていった。

 やがて突っ張っていた弓形がガクッんと堕ちると必然的に指先がその重みで更に奥深く飲み込まれてゆく。堪らず腰が面白いように浮遊するとその膣圧が挿入された指全体をギュっと掴んで痙攣し始めた。遂に何度目かの逝き果ての終着点で莉奈はぐったりと放心状態へと堕ちていった。その姿を慈しむように、幹夫はその美しい膨らみの造形を、自分だけの所有物であるかのように撫でまわした。

◆DVD付き現物衣装:指電マ逝きセーラー服コスチューム+妄想エステ倶楽部DVD

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